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発作性上室頻拍(PSVT)の心電図と看護を循環器ナースが解説!【図解あり】

どうも~元循環器ナースのカサイチカ@chi___zです

きょうは発作性上室頻拍(PSVT)について解説していきます〜

上室頻拍(PSVT)と心室細動(VT)の波形って似てるけど、見分けつかない〜!!って困ってませんか?

これは難しいですよね。

わたしもハッキリ言うと自信ないです…。だって、やっぱり難しいもん!!

でも臨床現場で自信持って「PSVTだ!!」と判断ができなかったとしても、心電図のポイントは知っておきたいですよね!

「わかりませんでした」で取り返しがつかないことになったら困るので、

この記事では重要なポイントに絞ってわかりやすく解説していきます。

これを読んで1回で覚えられなくても、一度目を通して「ふ〜ん」と感じるだけで、

次から理解しやすくなるので一緒に勉強していきましょ〜!

上室頻拍の心電図を解説

上室心拍(PSVT)は名前のとおり「上室(心房)による頻拍」です。

名前がよく似ていて間違えるVTは心室性のものなので、刺激の発生しているところがちがうんですよね。

ということで、PSVTの心電図を解説していくんだけど、まずわかりやすくするための準備として

正常な心電図から紹介していくよー!

正常な心電図

これは基礎中に基礎だから国家試験にも出るし、学生のうちに叩き込まれたと思います。

洞結節▶︎房室結節▶︎ヒス束▶︎右脚・左脚▶︎プルキンエ繊維

の流れですね。

PQRSTが一定のリズムで現れている、この形が正常な脈(洞調律)です。

 

PSVTの心電図

頻脈だと何の不整脈か判断できないですよね(汗)

特徴を説明するとPSVTのポイントがあるので解説していくよー!

【特徴】

・心拍数140回/分以上

・P波はあるけど見えないときもある

・R-Rの間隔は一定

・QRSは狭い

上室からの刺激だからQRSは狭いんだね!

PSVTと他の不整脈を見分ける方法

見た目は洞調律の頻脈、心房粗動の頻脈、心室頻拍と似ています。

もう頭ゴチャゴチャになっちゃうよね…!

見分ける前に知ってほしいのが

二誘導では判別するのが難しいから、12誘導で記録すべし!

消去法で考えるべし!

ということです。

 

洞性頻脈との見分け方

同性頻脈▶︎だんだんドキドキしてくる

心室頻拍▶︎急にドキドキする

本人の自覚症状はこんな感じで違います。

患者の意識があって、意思疎通も問題なかったら自覚症状を聞いてみましょう!

不整脈は心電図だけで判断するものじゃなくて、本人の自覚症状や検脈からも情報収集して判断していく必要があります。

自分の頭だけで考えるんじゃなく、本人にも確認してみてね!

 

頻拍性心房粗動との見分け方

頻拍性の心房粗動と見分けるのはすごく難しいです。

なので、先に薬を使って対応することもあります。

使う薬は「アデノシン三リン酸(ATP)」です。

このATPを投与して

効果がある場合▶︎PSVT(上室頻拍)

効果がない場合▶︎心房粗動

ということになります。

 

その理由は、上室頻拍の原因となっている部分「洞房結節・房室結節」にATPが効果的だけど

心筋(心房・心室)には効かないので、af、AFL、vfは治らないということです。

 

不整脈によって原因となる場所が違うので、使うべき薬も変わってくるんですよね。

もしATPを使って効果がないときは、つぎにAFLに効果のある薬を投与します。

注意
▶︎ATPは心臓に急ブレーキをかけるものなので効果があるときに3~5秒止まる可能性があります。

▶︎喘息や狭心症・心筋梗塞の症状を悪化させる可能性があるので禁忌

 

心室細動との見分け方

▶︎上室頻拍(PSVT)はP派と連携している(見えないときもある)

▶︎心室細動(VT)はP派が連携してないのでバラバラのタイミングで出ている

そしてバラバラに出現しているから、心房の回数より心室が多く動いている、ということになります。

 

MEMO
それぞれの特徴を覚えたら、消去法でなんの不整脈か考えてみよう!

もし2誘導で判断できないときは12誘導をやってみよう!

看護師がPSVTで注意して観察すること

上室頻拍(PSVT)は名前のとおり頻拍です。

140回/分以上も心臓が動いてるということは、空打ちしてるようなもんですよね。

そうすると見るべきポイントは

・心拍数

・血圧

・意識

 

PSVTは危険度(中)なので、バイタルサインと意識の確認が必要です!

上でも説明しているんだけど、2誘導では確認できないこともあるので12誘導で記録することも大切です。

本人の意識がなくて血圧が下がってるときはすぐにドクターへ報告して指示をもらってください。

もし自分が判断できない場合は、先輩に報告して指示をもらって動きましょう!

(最初は誰でもすぐ動けるわけじゃないからね!)

 

そして看護師に必要なことは患者への指導です。

ほかの不整脈でも同じなんだけど、「意識を失う可能性がある」ものは活動中に倒れるということ。

もし倒れて頭をぶつけたり、腕を骨折したりしたら治療が必要になるだけじゃなくて、命にも関わるので

歩いてるときにいきなり動機を感じたら、すぐ座るなどの対応を説明してくださいね!

 

PSVTの心電図と看護まとめ

PSVTの原因はふたつあります。

「リエントリー」というよくない回路が原因でおきる不整脈なんだけど、

これを説明するともっと難しくなっちゃって覚えられないと思うので、まずは

①どんな不整脈か

②見分けるポイント

③看護師が気をつけること

これらを覚えておいたらOKです。

もう少しレベルアップした勉強が必要になったときは

「房室結節リエントリー頻拍」

「房室回帰頻拍」

について調べてみてください。

 

まずは簡単なところからしっかり理解して、自信につなげていきましょ〜!

 

ということで、カサイチカでしたー!

他の不整脈についてはコチラから👇

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