いま夫婦でヒッチハイク日本一周旅をしています。
しかも野宿です。笑
もうすぐ30歳になるのにって思われがちだけど、挑戦するのに年齢は関係ないんですよね。
そう、わたしは看護師しか知らないちっぽけな自分を捨てたんです。
だからやりたいこと挑戦しまくらないと損でしょ!
看護師として働いてることって素晴らしいです。
でも自分の世界が狭いのには驚いた。
だから広い世界を見てみることにしたんです。クソ単純。笑
もしあなたが仕事に悩んだり、生き方に悩んでいるなら、ちょっとそんな決意もアリかもなって思ってもらえると思います。
看護師4年目。自分の生きてる世界の狭さに驚いた
私が行った看護学校はやや特殊で公立高校でした。
高校の看護科に5年に通えば国家試験を受けることができる、5年一貫の看護学校。
全国にもそんなに多くなくて、北海道には2校だけです。
死ぬほどツラかった実習と勉強を乗り越えて、どうにか国家試験をクリア!
20歳の春から晴れて看護師として働くことになりました。
ふつうに考えたら当たり前なんだけど、同級生は看護師ばかりで、職場で仲良くなる知り合いもほとんど医療関係です。
そして気づいた。
がむしゃらに必死に働いていた時期を過ぎて、やりがいを感じるまで成長したからだと思う。
そんなことに気づく余裕がでてきた証拠なんだけど、一度気づいてからは止まらなかった。
どんどん自分がちっぽけに見えて、ダサい生き方をしているように思えてくる。
それまでの看護師として働いていた誇らしい気持ちがゼロになるなんて、想像もしていなかった。
患者さんやご家族の力になれている、看護師として働いていた自分がすきだったのに。
旅の衝撃が忘れられなくて旅人になった
ちがう世界をみたい。
そして旅に出ました。
旅に出ようと決めてから手術することになったり、時間がかかっちゃったけど、辞めたい本当の理由は言わないで、どうにか仕事を退職。
ここから自分の人生を切り開くんだ!と決意と期待があふれそうになりながら…
まず最初は、日本縦断一人旅へ!
一ヶ月かけてバスや電車で北海道から沖縄まで。バックパッカーとしてのデビュー戦を飾ったのです
期間の関係もあって23都道府県くらいしか行けなかったけど、めっっっちゃくちゃに楽しかった。
いろんな人に出会って、いろんなご当地のものを食べて本当に最高の毎日だった
そして、そのまま北海道に戻ることなくヨーロッパに2週間の旅へ。
初めての一人海外。
脂汗でるくらい緊張したまま向かったパリ。
地下からシャンゼリゼ通りに出た瞬間に見た凱旋門の衝撃は人生で一番と確信している。
恐怖からの感動、振り幅大きすぎてチビるかと思った。
「うおおおおおおお!!テレビで見る世界…実在しているんだ…」
この感動を知ってしまった。自分の知らない世界に飛び込んでいく恐怖とワクワクが最高潮に達していた。
人生って楽しんだもん勝ち!を実行
看護師の仕事には、楽しい、悔しい、無力、切ない、儚い…たくさんの気持ちが詰まっている。
それでもやりがいがあるという一言でまとめることができるくらい、わたしは看護師という生活に染まっていたと思う。
それでいいと思っていたし、ずっと続けることに疑問を抱いたことはなかった。
患者と話すのも、自分のケアが生きるのもうれしかった。
だからこそ、患者の急変を発見したけど助からなかったときや、仲良く話していた患者さんが亡くなったとき、私は慣れるどころかその悲しみを次第に大きく受け取るようになっていったのかもしれない。
「悲しいことなんて起きなければいいのに…ずっと楽しんでちゃダメなのかな?」
旅をしながら、ふとこんなことを思った。
患者さんが死ぬことも、自分の無力さも、連休明けの仕事がしんどいのも、全部なければいい。
ネガティブなことから距離を置いて、人生ずっと楽しんじゃえばいい。
これは逃げじゃなくて、新しい人生に前進するんだ。
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旅をして、常識がぶち壊された瞬間のトリコ
日本国内でも地域性はとてもおもしろい。
日本語なのに方言が強すぎて会話が成り立たない時の気持ち。
同じ商品なのに地域によって味が違うことを発見した時の気持ち。
動かなければ知ることができない、動いたから知ることができる体験。
海外なんてもっとちがう。
例えばトイレ。
日本の便座は大抵キレイであたたかい。
音姫なんかもついちゃって、お着替え台だってある。
なんとありがたい。
フィリピンではトイレットペーパー設置されてないから各自持ち歩いている。
ちなみに便座がないことも多いし、そもそも汚いから中腰スタイル。
食事に関して。
中国人と生活していたとき彼女たちはキュウリ、レタス、セロリは火を通して食べるものだと言っていた。
まぁ、わかる。
なのにヤツらサツマイモは生で食べるものだと言い出した。
コレは理解しがたい。
そんな風に自分の常識はちっぽけでぶっ壊れていく瞬間がたまらない。
自分の当たり前は当たり前じゃない、そのレベルが国外に行くといきなりハイレベルになる。
刺激もたくさん受ける。
こうやって外に出て行こうと動き続けていても、自分はちっぽけなままだなと思わされることがとにかく多い。
だからこそ旅することが辞められないのかもしれない。
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看護師しか知らない自分を捨てた
わたしは、看護師を捨てたんじゃない。
もちろん看護師という仕事はいまでも大好き。
でも、看護師しか知らないちっぽけな自分はパリの凱旋門前に捨ててきた。
どこでもよかったんだけど、あそこが全ての始まりだからね。
仕事している自分を誇らしく感じていた自分を捨てるってすごい大きなことじゃない?
言っても国家資格の素晴らしい職業だし。
でも、捨ててみたら案外なにも変わらなかった。
むしろ今まで知らなかったことをたくさん知れた。
捨てることは勇気のいることだけど、捨てたから成長できたと思う。
そんな住所不定無職の看護師バックパッカー、カサイチカでした。
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