【心電図 異常】VTとVFの波形について循環器ナースが詳しく解説!【図解あり】

どうも~元循環器ナースのカサイチカ@chi___zです

きょうは心室頻拍(VT)と心室細動(VF)について解説していくよー!

もちろんあなたも「VTとVFくらいわかるよ〜」と思ってるかもしれないよね…

それだったら嬉しい限り…!なんだけど!!

実際に患者のつけている心電図をみて「VF」だ!!と咄嗟に判断できるかな?

わたしは循環器の病院で働いていた5年間で一度も「自分はVFの判断ができる!」と思えなかったんです。

あれだけ国家試験の前に覚えたものなのにね。

わたしが5年働いてもVFに自身がなかった理由を絡めて、VTとVFについて解説していきたいと思います!

 

ちなみに、わたしは不整脈の勉強をするときは感覚に頼らないで、根拠を持って理解するために参考書を使ってたよ。

もしこれから心電図の勉強をしっかりしたかったら、コチラがオススメ👇

 

正常な心電図を復習

正常な心電図

これは基礎中に基礎だから国家試験にも出るし、学生のうちに叩き込まれたと思います。

洞結節▶︎房室結節▶︎ヒス束▶︎右脚・左脚▶︎プルキンエ繊維

の流れですね。

PQRSTが一定のリズムで現れている、この形が正常な脈(洞調律)です。

 

心室頻拍(VT)の心電図を解説

VTの波形はPVCが3連発以上続いていることをいうよ。

そして、頻拍=100回/分以上 だからかなり速いです。

PVCが電気刺激の発生場所によって形が変わってくるのと同じで、VTも形がひとつじゃないのが特徴。

観察のポイントはPVCと似てるけど、VTは緊急性が高いです。

その理由は…

・頻拍がずっと続くことで血圧が下がる

・VFになる可能性がある

からです。

波形の解説

MEMO
・P波はない

・心室からの刺激

・PVCが3連発以上からをいう

・1分間に100回以上

・緊急性が高い!!

心室細動(VF)の心電図

看護師なら誰もが知っているVF。

これはほとんど心臓が動いてなくて、痙攣している状態です。

もちろん全身へ血液を送れていなくて、治療をしないと…

死にます。

波形の解説

MEMO
・P波、QRS波もない

・決まった形がない

VTとVFの注意点(体験エピソード付き)

VTやVFは致死性不整脈ということがわかったと思うんですけど、

もしこの2つの不整脈が出現したら看護師がするべきことはイメージできまよね。

まずは周りに報告!

そして同時に患者のもとへダッシュ!です。

病院では職員が走るのはNGだけど、急変のときは別です。

急いで患者のところに行って、対応しましょう。

 

VTの落とし穴体験談エピソード

じつはVTとめちゃくちゃ間違いやすい、それでいて危険じゃない波形が出ることがあります。

それは歯ブラシVT!

これはわたしが働いているときに起きたエピソードなんだけど…

ということもあります。

本当に何もなくてよかったんだけど、

逆のパターンで「歯ブラシしてるんだろうな」と思っていたら本物のVTのときがあるから、油断できません。

モニターの画面越しで考えるよりも、まずは患者のもとへ向かいましょう!

 

VFが本当にこわいと思う理由

VFはわたしにとって1番むずかしい心電図と言ってもいいです…(いや他にもいっぱいあるけど笑)

その理由は「滅多に見ないから」と「咄嗟のときにノイズとの判断ができないから」です。

1ヶ月に1度くらい見れば判断できたかもしれないですけど、本物のVFを見たのは5年間で片手もなかったと思います。

VFなんてない方がいいんだけどね…

そして、もうひとつの理由であるノイズ。

心電図モニターのアラームがなる理由第1位はノイズなんじゃないかというくらい鳴る。

だからこそ注意してほしいのが

「どうせまたノイズだろ…」

と見逃しちゃうこと!

本当にノイズだったら何も問題ないから、じぶんで判断できなかったら患者のもとへ行きましょう!

 

これが「参考書では理解できてても、臨床では反応できない」理由です。

 

VTがこわい本当の理由…

VTもVFも形は覚えていたと思います。

でもポイントを口で説明しろと言われたら…?

ということで、この記事でしっかり覚えてくれたら超嬉しいです!

【心室頻拍(VT)のポイント】

・P波はない

・心室からの刺激

・PVCが3連発以上からをいう

・1分間に100回以上

【心室細動(VF)のポイント

・P波、QRS波もない

・決まった形がない

 

そして本当に知っていてほしいのが

「参考書ではわかっていても、臨床で活かせないことの怖さ」です。

滅多に見ない不整脈だと、「いやいや、そんなわけあるかいな…」って一回否定しちゃうんですよね。

だって、怖いから!!!

本当にVFだったら、急変ってことですよ。

急変の経験が少ないと怖くてパニックになっちゃいますよね。足がすくんで、頭が真っ白。

でも、そんな急変の対応を最初にするのが、わたしたち看護師です。

最初の対応で患者の今後が左右されますからね。

すぐにノイズじゃなくてVFだと判断できるレベルの高さが必要なんです。

これってめっちゃ怖くないですか?

そのためにもVT・VFはしっかり覚えましょう!

そして迷ったときはすぐに患者の元へ走る!!!!!!

 

ということでカサイチカでしたー!

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不整脈、心電図の読み方についての記事を一覧にしているのがコチラ👇

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